あかいろのしずく
心臓がバクバクと、体中に物凄い音量で響くのが分かった。それは頭からつま先まで電気が流れるような感覚だった。



早くみんなに伝えないといけない。
大声で叫んではダメ。だけど、


早く伝えないと、このままだと危険だ。


さっきのやりとりから、二階にはアズマがいるはず。
そう思い焦りを感じて、片っ端から部屋のドアを開ける私。


部屋に人がいるかどうかを判断するのは一瞬で良かったけど、事実を知った今、一秒たりとも無駄にはしたくなかった。


私が気づいたのが先か、後か。
それが分からない今、全員が部屋に戻るのが最善の方法だ。



トイレを確認し、最後は左側の奥の個室。
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