あかいろのしずく
思えば私は、誇らしげに、自分勝手に、ここにいるみんなのことも知らずに、協力しようと言っていたのだ。
どうしてショウトがそこまで私のことを気にかけるのかも考えず、ただショウトが優しくしてくれているのだとばかり思っていたのだ。
私の判断は間違っていたの?
まさかこの時の咄嗟の判断が、この先の運命を大きく変えるだなんて思わなかったと。そう言ったら、怒るだろうか。
この先待ち受ける運命を受け入れる準備なんて、何一つできていない私は――――。
私には今、ふたつの選択肢がある。
「小南 ショウトです、オレの名前。
小南柚希はオレの姉です」
私を守ってくれる人を見捨てるか。
私が見捨てないと約束した人を、見捨てるか。