あかいろのしずく

現実ってもしかしてかなり厳しいのだろうか。
なんか、やっぱりカップルって美男美女で運動部っていう暗黙の了解がある気がする。


「難しいね」「難しいです」二人で頷いて顔を見合わせて笑う。



ぼんやりと部屋を照らす明かりが心地いい。
寒いはずなのに暖かい空間のように思えるのは、どうしてだろう。

私は少し躊躇ってから、サキに聞いてみた。




「サキちゃんはショウトのくんのこと好き?」




サキは目をぱちぱちさせた。まさか私からこんな質問が来るなんて思ってもいなかったのだろう。

けれどサキは、私の問いかけに少し照れながら、真っすぐに答えた。




「はい! 好きですよ」




柔らかい笑顔だった。
羨ましいと思えるほど、素直な想いだった。
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