あかいろのしずく

「危険だからこそ協力するんだよ。それに使えるものは使わないと損じゃない。低血圧でもなんでも利用してやる」






アズマは心配してくれているのかもしれないし、もしかしたら本当に私が邪魔だから来てほしくないと思っているのかもしれない。


私には分からないけど、でもやっぱり、この後のことも考えると放っておけないと思う。


だって気づいたんだ。

どの道危険な状態なら犠牲がいるんだってこと。
この計画じゃ結局は、アズマは逃げられないってことでしょう?



どうして自分を犠牲にしようとする人に全ての責任を負わせなきゃいけないんだ。




「三人はここを出たら警察を呼んでほしい。それで私達は助かるし、アズマくんも何かあったら私のこと頼れるよ」




私がアズマと一緒に行動するのは、アズマを一人でここに残さないため。
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