あかいろのしずく
振り回してばっかりなのは分かっている。いつか後悔するかもしれない選択だってことも分かっている。


けれどそろそろ、自分の身は自分で守って誰かの役に立ったっていいんじゃないだろうか。




「お願いします。協力してください」





座り直して正座して、地面に伏すようにまた頭を下げる。
今度はサユリさんだけじゃない。みんなに許してもらわないといけない。


いつか来るであろうクレームやため息を、目を閉じて迎える準備をする。そして長い沈黙の後、ショウトが言った。



「協力します、オレは。色々ナナカ先輩には借りがあるので」



続いてサユリさんも、サキも。



「私もいいよ」

「うちも大丈夫です、先輩やったらなんとかなる気がします」
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