あかいろのしずく
それも束の間、先生から指示が出される。
「サユリさんとサキさん。二人は部屋に戻っていてください」
三人とも、倒れたアズマを見て驚いていた。
その中でもショウトは、特に顔を青ざめた。どうしてショウトだけ名前を呼ばないのか。
きっとそこにいる全員が、嫌な予感に息を呑んだだろう。
それが、先生に何かと理由をつけられて実行されてこなかった「罰」というものなのではないかと、薄々悟りながら。
その後、私はショウトと先生とアズマを部屋に運んだ。
一番近い右奥の個室。ベッドの上に下ろして様子を見るも、依然として苦しそうな表情は変わらず。
「サユリさんとサキさん。二人は部屋に戻っていてください」
三人とも、倒れたアズマを見て驚いていた。
その中でもショウトは、特に顔を青ざめた。どうしてショウトだけ名前を呼ばないのか。
きっとそこにいる全員が、嫌な予感に息を呑んだだろう。
それが、先生に何かと理由をつけられて実行されてこなかった「罰」というものなのではないかと、薄々悟りながら。
その後、私はショウトと先生とアズマを部屋に運んだ。
一番近い右奥の個室。ベッドの上に下ろして様子を見るも、依然として苦しそうな表情は変わらず。