あかいろのしずく
「は?」
時間差があったが、ショウトは俺が思っていた通りに怪訝そうな顔をした。
「俺、先生と話したいこともあるし」
「今更ですね。ていうか四人なんて、ナナカ先輩が許さないと思うんですけど」
「寝てるんだからいいだろ」
準備を終えたショウトが立ち上がった。
それから何かに気づいたようだった。俺の顔を見て「まさか」と間をおいてから、ショウトは声のトーンを少し高くして驚いたように聞いてきた。
「だからこの計画も夜中だったんですか!?」
「雪が降ったから体調も悪いはず。もう文句も言えないだろ」
「うっわサイテーですね」
ショウトがムカデでも見つけたような苦い顔をして俺を見ていた。
想定内だがやはり物言いはストレート。人としてどうかという問題をつきつけられた気がした。