あかいろのしずく
だって後輩に対してこれ以上頭を下げたくない、って思ったから。
これも一種のわがままだろうけどさ。
一応先輩なんだよな、俺。だから最後ぐらい、ちゃんとしていないといけないよな。
「責任取らないとな」
「そーですね」
「そのために協力してほしいんだけど」
「協力?」
ショウトが笑った。
「四人でここを出てほしい」
ショウトが顔を上げた。手袋に雪がついていた。おそらくその下には、真っ赤になった手のひらが震えているのだろう。
これも一種のわがままだろうけどさ。
一応先輩なんだよな、俺。だから最後ぐらい、ちゃんとしていないといけないよな。
「責任取らないとな」
「そーですね」
「そのために協力してほしいんだけど」
「協力?」
ショウトが笑った。
「四人でここを出てほしい」
ショウトが顔を上げた。手袋に雪がついていた。おそらくその下には、真っ赤になった手のひらが震えているのだろう。