広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
「……ほら、広瀬も見てみろよ。こことかこことかー」
「って、デートにオススメとか、女の子が胸キュンとか書いてるとこばかりじゃないか」
「いいだろ、別に。ほら広瀬にはこれなんてどうだ。大阪食い倒れマップ。日下部さんにピッタリ」
「うるさいよ」
……でもいいかもな。
たこ焼き、うどん、串カツ。
きっと日下部さんは大喜びだろう。
嬉しそうに食べる彼女を想像して、思わず笑ってしまう。
「……ん?」
そのとき。
食い倒れマップのはしにささやかに紹介されている店が目にとまった。
『ほっこりなつかしいオムライス』の店。
小さい写真には名物らしきオムライスと、料理人らしい人の姿。
「これは……」
それを見た瞬間。
ときが、とまった気がした。
「って、デートにオススメとか、女の子が胸キュンとか書いてるとこばかりじゃないか」
「いいだろ、別に。ほら広瀬にはこれなんてどうだ。大阪食い倒れマップ。日下部さんにピッタリ」
「うるさいよ」
……でもいいかもな。
たこ焼き、うどん、串カツ。
きっと日下部さんは大喜びだろう。
嬉しそうに食べる彼女を想像して、思わず笑ってしまう。
「……ん?」
そのとき。
食い倒れマップのはしにささやかに紹介されている店が目にとまった。
『ほっこりなつかしいオムライス』の店。
小さい写真には名物らしきオムライスと、料理人らしい人の姿。
「これは……」
それを見た瞬間。
ときが、とまった気がした。

