私の恋のヒーローは
好きになれだの付き合えだの。
そんな言葉は沢山言われたが
私があの男の好きと言う言葉を
聞いたのは、告白された時だけだ。
あやめ「幸せすぎて
気付いていなかったの。
純がいつもどんな気持ちで
いるのかなんて。」
絆「佐々谷 純も
お前の事が好きだったのか?」
あやめ「すごいね。分かっちゃうんだ。」
絆「ああ。」
恋愛小説のセオリーのような話だった。
想像では沢山書いてきたが
実際に1人の女を取り合う幼なじみが
存在してるとは思っていなかった。
あやめ「それから、純は変わった。
沢山の女の子と関係を持つようになって
色んな子を泣かせて...彼氏のいる子に
手出して殴られて
ケガまでするようになった。」