私の恋のヒーローは

あやめ「そっか。純も結局
恭斗と同じ高校に行ったんだね。」

絆「恭斗と佐々谷 純は
仲が良かったのか?」

あやめ「うん。中2まではね。
2人が仲悪くなったのは私のせいなんだ。」

絆「お前は何をした?」

あやめは手に持っている
封筒を見つめながら悲しげに微笑んだ。

あやめ「小学生の頃から私は
恭斗の事が好きだったの。
中学に入学してすぐに恭斗に告白した。
恭斗も私の事、好きって言ってくれた。
付き合う事になって、沢山
恭斗に好きって言って貰えて
毎日がすごく幸せだった。」

今の降谷 恭斗からは想像出来ない。
あの男は滅多に好きという
言葉を口にしない。
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