私の恋のヒーローは

もちろんの事ながら今まで
この学校に私の話など聞いてくれる人は
いなかった。
強引な七海に少しばかり救われた。

絆「昨日、恭斗の昔の恋人に会ったんだ。」

七海「え?遂にライバル出現?」

絆「ライバルではない。
あやめは私の友達だ。」

七海「...そっか。ごめん。
で、その元カノは何て言ってきたの?
絆に酷い事とか言ってない?」

酷い事は言われていない。
だけど、昨日1日考えて行き着く先は
あやめの気持ちなど
知らなければ良かったという事だ。

絆「あやめはまだ恭斗の事が
好きらしい。想いをしたためた
手紙を預かった。」
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