約束のエンゲージリング
「、、沙羅姉ありがと。私ね、こうなったキッカケがキッカケだったからどうしても不安になっちゃって、、。でも!沙羅姉のお陰で少しだけ自信ついたっ!!!キッカケがどうあれ恋人同士になれた事には変わりないんだからこの幸せな時間をめい一杯楽しむっ、、!ねっ!!」
「そうそう!その調子だよ千佳っ!!」
玄関先で笑い合っていると車の方から愛しい彼の声と兄の声。
『おーい、千佳〜?取り敢えず大物から車に乗せていいのかな?それとも小さいのから乗せる?』
「千佳。お前の引っ越しだ。さっさとこっち来て指示しろよ。」
『まぁまぁ。孝、千佳も引っ越しは久しぶりなんだからそんなに急がせないでよ。』
「、、そうやってすぐにあいつを甘やかす。沙羅は絶対に荷物は持つなよ。段ボールの中身を出すのだけ手伝ってやってくれればそれでいいから。」
それを聞いた沙羅姉が幸せそうに呟いた。
「って言ってる孝も大概甘やかすよね。妊婦だからって軽い荷物くらい待てるのに。」
「ふふっ。だって孝兄は沙羅姉の事、昔から大事にしてて結婚してもそれは変わらなくて好きで好きで仕方ないって感じだもん。あれこそ〝溺愛〟だよ。」