約束のエンゲージリング

勇気を出して本音をぶつける。




「、、独り暮らしが本当は少し不安で、、だからね?今日はマサさんに側に居て欲しいの、、。ダメ、、かな、、?」




こんな子供っぽいわがまま、断られるかもと不安で語尾が小さくなってしまう。

しかし目があった彼は優しく目を細めて、頬を撫でる。







『、、これからは我慢しないって決めてるからね。千佳が無理してるなら今日は帰ろうと思ったけど、そうじゃないならお邪魔するよ。、、泊まって行くけど、、、いい?』

「、、うん。ありがと、、嬉しい。あの、、ずっと思ってたんだけどマサさんがそうやって頬を撫でるのって癖、、?」





断られなかった事が嬉しくて笑みをこぼしながら前々から気になっていた事を質問する。

しかしその質問には答えてはくれず頬を撫でられていた手に急に力が入って彼の方へと引き寄せられた。

そのままキスが降ってくる。





「っ、、んっ、、。」




未だに慣れない彼のとのキスに戸惑いながらも必死に優しいキスに応える。

私の頬を覆っていた彼の手が頬から下へと移動していく。




彼に触れて貰えたのが嬉しくて、自らも彼の首に手を回す。

2人密着したまま角度の違うキスを繰り返し、嫌でもこの後の展開を期待してしまう。





今日こそ彼と、、そう思った瞬間、私のお腹がぐーっと色気なく玄関先に響き渡る。
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