Legal office(法律事務所)に恋の罠 *番外編~ジェラシーは内密に~
「過去に嫉妬してもしょうがないとは思ってる。だけど、小池さんはすべて知ったうえで、側で和奏の面倒を看てたのに、俺は何も知らずに仕事をして、側にいることもままならないなんて、耐えられない」

「ごめんなさい・・・。奏さんの気持ちも考えずに無神経でした」

俯く和奏の表情は固く辛そうだった。

「違う、謝らせたいんわけじゃないんだ。君のことは何でも知っておきたい、辛いときは一番近くで寄り添っていたい。学生ではないから常に側にいることはできないだろうけど、君を休ませる環境を作ることはできるから」

奏は和奏をギュッと抱き締めると、頭頂部にキスをした。

「それで・・・何もなかったんだろ?」

「はい。痛み止めと子宮の収縮を押さえる薬を貰いました」

「そうか、よかった。生理痛には低容量のピルが効くって聞いたことがあるけど飲んでみたらどう?」

「ピル・・・は痛みを和らげることができたとしても、副作用が全くないわけではないんです。ホルモン剤なので、必要がなければ私は飲まずにいたいんです。それに・・・」

「それに?」

和奏が、頬を赤らめてそっぽを向く。

そんな和奏も可愛いが

「こら、和奏。隠し事はやめよう」

奏は、体ごと和奏に向き合って言った。

すると、尚も恥ずかしそうに和奏が続ける。

「私は・・・奏さんとの・・・、その・・・赤ちゃんが欲しいから」

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