29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
午後6時
何人かの日本人に連れられ外国の
お客様が御来店。

料理長が流暢な英語でお客様を
案内し料理の説明をしている。

「関田さん。お客様が話を
聞きたいそうだけど大丈夫?」

大学生の女の子が料理長に
呼ばれてるよ、 と呼びに来た。

「分かった。」
そう言って座敷にむかう。
英語のトーンが高くアメリカ人
っぽい。

「May i help you?」
と、ドアをあけたら、紺のスーツ
涼しい目、胡座を書いた元夫、
蒼生が10人の外国人に混ざっていた。


「関田さん。
ごめん、料理の説明をしてて、
俺、調理場に戻るから。」

蒼生は顔色ひとつ変えない所を
見ると未華子が働いてる職場を
見に来たのに違いないと、
思った。

来る料理、来る料理を分かりやすく説明した。



そのうち未華子の美しさに男性達
は彼女を口説き始めた。
蒼生が止めに入るが、
本気出す奴も出てきた。


スタッフに未華子が口説かれていると聞いて
咄嗟に料理長が出てきて未華子を
保護した。蒼生は、顔には出さ
ないが料理長が来た途端
ムカついていた。


その日は満員御礼で仕事終わ
りが12時を過ぎてしまった。

見慣れた車セリ〇が駐車場に
止まっていた。
未華子は、蒼生が居ると思ったが
もう他人なんで
無視して家路を急いだ。


「待てよ!
未華子、夫の顔も忘れたか?」


無視して歩いていると
車が横付けされた。

「何か?御用ですか?元、
元夫さん。」




「...ゴメン、未華子傷つけて、
あの日、あんな言い方して
悪かった。」

「夏帆さんと結婚したの?」

「何度も申し入れは、あったが
断った。

ヤッパリ未華子を忘れられない。」


「あんなに歳上歳上ってバカに
してたのに今更...」

「ゴメン。」

「それに結婚した事後悔してた
じゃないです か。」
「ゴメン。もう、後悔しない。」

「未華子の気持ちが痛い程分
かったから。
もう一度やり直すチャンスを
くれないか?」

「無理だと思うよ〜私33よ。
この間誕生日きたの。」

「未華子もしかして、彼氏出来たの?
アイツか?」

「アイツ?、は、誰?の事よ?」


「違うならいい。
じゃあ、誕生日、御祝い
しなきゃな。」

すると黒のクラウ〇が、止まり
白シャツと黒いズボン姿の料理長が現れた。

「関田さん、どうかしたか?」

その声に蒼生が振り返った。

「いえ、何でもありません。」

「貴方は彼女の何なんです?」

蒼生が車から出て来て冷たい目
を向けイラつきながら聞いた。


「私はあの店のオーナー、件
料理長です。」


「チェーン店でしょう。」


「そうですよ。
仕事のヒマを見て
経営もやっています。
本社ビルに、任せていますし、
チェーン店をまわりますよ。
抜き打ちでね。
任せれる板前は私の他所の店に

ゴロゴロ居ますよ。
1日、2日、店を開けても
私の代わりはいる。」

「貴方こそ関田さんの何?」

詰め寄りながら料理長、
甲斐田(かいだ)が質問して来た。




2人は何時の間にか接近し火花を
散らしている。

「あ、あの、離婚した、
元夫なんです。」

未華子は2人を眺めながら、
オロつき口をだした。


月夜にイケメン2人の睨み合いが
始まった。
静けさだけがシーーン、と言う音
をたてる。
未華子はいたたまれなくなり、

「あ、あの、帰りますので
料理長も、蒼生もやめて下さい。」

そう言うと未華子は靴音を
立てながら、前えと足を進めた。




「あー、男はコリゴリ
好き好き言っていても結婚した
途端後悔だの〜
考え直すだの〜

アレコレ、アレコレ言い出すし
再婚なんてナイナイ。」

未華子はコンビニに寄り、
ビール🍺とツマミを買いマンションへと帰りグビグビ、グヒグビ飲みながら寝てしまっていた。













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