29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)
浮気を疑うのがストーカーなの?
しっこく、付き纏った覚えなんて
無い。旦那が、嫁を信用させない
言動とるからだよ。



私をストーカー呼ばわりした男を、
許せると思うか?プンプン




今更..あの日のショックは
ショックは、ショック過ぎる。


「オバサン化してる。」

あの日の2人の笑い声はなんども
夜中に私を起こした。
頭の中にトラウマになり何度も何度も
ループ。




そんな事も知らず目の前で
ふんぞり返る元、二週間夫を
恨まずにはいられない。


「クソっ‼」
足でガンガン革靴をふむ‼
イテイテイテ

フンっ(((_💢バァン💢 _バァン💢
イテイテ

彼はピョンピョンしながら

「なんで踏むんだょーイテーヨ」



離れてよ。
ブブブンブブブン
携帯のバイブの音に、すぐ
開いて見る



恵子からだった。
「あ、今日は土曜日だァー恵子休みか。‼」

「もしもー。未華子、美知香と
離婚祝いしょう。」


それを聞いていた蒼生は目いっぱい
目を開いた。


「なっ💦何?なんだよ‼」



クスッ「いいよ。ありがと‼
うん、もう立ち直ったから、
大丈夫だよ。」



其れから送ると言う蒼生を断り
部屋に戻る。


フワフワのワンピースに少し
余所行きの化粧をした。
髪は服に合わせてゆるふわ系

マンションを出ると蒼生がいた。



「エッ‼まだ居たの?」

あれから1時間経つのに蒼生はいた。


「ふっ、ナルホド、可愛いな。」

「オバサン化してるけどネ。」
未華子が嫌味っぽく蒼生に
向かって言う。




蒼生は一瞬青くなり
「思って無いって‼
未華子は綺麗だし、愛してる。」

大慌てで否定する蒼生に向かって、
嫌味タラタラに言い返す。


「結婚考え直すくらいにね、
あの夜言ってたじゃん。
そんな言葉吐いた後に
何言ってんだか‼
響かないよ。
何で、ご希望通り別れて
あげたのに
何の不満があるの?」


「だから後悔してるって、
償いたいんだよ。」


「あ〜ハイハイ。結構デス。」
うるさい蒼生を無視してバスに乗る。



美知香と恵子が誘ってくれた
お店は街中の割と高いお店だった。

高級感のある店構えが好感度をあげる。

「よく、お見合いとかに使われる
お店らしいよ。」



「へえーそーなの?」
中に入るとキチンと身なりの整った
スタッフさんがお出迎えしてくれる。



「素敵ね﹏❤」



少し薄暗くなったテーブルの後ろを
何気なく見たら━━━━━━!!!!
料理長、甲斐田さん‼


彼は気づいていない。
なんせ、髪はぐるぐるネット巻きの
未華子じゃない
、服もTシャッ、ジーンズの出勤服の
未華子じゃない。


彼は楽しそうに20代半ばの彼女と
仲良さげに食事を楽しんでいた。

「なーんだ彼女いるじゃん。」


べっに期待してたわけも無いが
誠実そうに見えた彼も矢張り男
だったと、思い知った。


親切にしてもらえば勘違い
しそうに成る未華子自身にも

「男は、懲り懲りなハズなのに..」
と笑ってしまう。



食事をしながらチラチラ、
チラチラ チラ見。
その様子に気づいた美知香と恵子
は顔を見合わせ



「知った人?もしかして、新彼?」
「えー、違う違う。
今、パートの所の、料理長さんだよ。」



「へえ〜未華子凄い顔して見
てるから...サ。」






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