キミのココロにいるのは、アタシじゃなくてアナタでした
クレープの生地を作る。

男子にとっての調理実習=休み時間。
だから、女子だけで作っているようなものだ。
もちろん、ハルキ君も例外ではない。


生地を作り終わり、ホットプレートで焼いていく。

「きゃー熱ーい!怖ーい!」

女子たちがキャッキャ言ってる間に、熱い鉄板の上に生地を流し込む。

ジューと、気持ちのいい音が聞こえる。



「えっ?美菜ちゃん!スゴーイ!女子力高い!」

「そんなことないよ。」

そう言いながら、ハルキ君の方を見る。

だけど、テーブルの周りにハルキ君はいない。





あっ!いた!
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