お試しから始まる恋

 絹のように滑らかで華奢な肩に、シンプルなブルー系のキャミソールの紐がかかっている・・・。

 キャミソールの隙間から見える、冬子のマシュマロのような柔らかい膨らみは、とても魅力的。

 鎖骨も綺麗で・・・首筋はとても色っぽい。
 

 冬子の色っぽい首筋に、颯の柔らかい唇が降りてくる・・・。


 スルッと・・・肩紐が下げられ・・・

 ゆっくりと颯の細くて長い指先が降りてきて、冬子の肌に直接触れた。


「綺麗だね、冬子」


 そう言われると、冬子は恥ずかしそうに少し肩をすくめた。




 冬子が恥ずかしそうに肩をすくませていると、颯がシャツを脱いだ。


 見かけよりしっかりと鍛えているような、颯の姿に冬子は見惚れてしまうくらいだった。

  

 
 見惚れている事を気づかれないように、冬子はそっと目を反らした。


 ギュッと抱きしめられると、颯の体温が伝わってくる・・・



 暖かい・・・

 これが男性の温もりなんだ・・・


 冬子はそう思った。


「気持ちいい。・・・お前の体温、ちょうど良い・・・」


 2人の体が重なり、お互いの体温を感じる・・・。



 産まれたままの姿の2人。

 直接触れる体温が心地よくて、自然とお互いを求め合ってしまう・・・。


 
 感じている冬子が吐息をもらすと、颯の優しい唇が体に降りてくる・・・。

 反応する子を見ていると、颯は喜びを感じた
 

 
 感じている冬子を見ながら、颯は床頭台の引き出しに手を伸ばした。


 引き出しから取り出されたのは男性用の避妊具だった。


「ちゃんと、備えておいてよかった・・・」



 また2人の体が重なり合う・・・。


 冬子はそっと、颯を見つめた。


 
 目と目が合うと、颯は冬子の額に額をくっつけた。
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