笑顔でいいの?
「咲ちゃん!
咲ちゃん、ごめん。
ごめんなさい。
咲ちゃん………………ごめんねぇ……………………。」

振り向く私に抱きついて泣きじゃくる咲々。

言いたいことがいっぱいあったはずなのに…………

起き上がって、歩いてる咲々を見たら…………

そんなこと、どうでも良くなった。

ずっと病院のベットに眠る姿しか見てなかった。

それすら辛くて…………

会わなくなった。

たった二人の姉妹なのに。

「咲々、良くなって…………良かったね。
私こそ…………ごめんね。」

強く抱き合う二人に

「ほらほら、咲々ちゃんの体に負担がかかるといけないから
座って話しなさい。」って笹兄。

あっ、そうだった。

「咲々、座ろう。
大丈夫?
しんどくない?
温度上げる?
笹兄、膝掛けある?
えっと………………」

妊婦さんの体調が分からない私は

恐々咲々を扱う。

「咲ちゃん、ありがとう。
でも大丈夫だよ。
先生にも、病気じゃないから普通に生活して良いって言われてるから。」

ホッ。

良かった。

「それよりも、咲ちゃん。
今日は、ありがとう。
咲ちゃんに合わす顔がないって分かってるのに…………
お二人に頼ってしまったの。
私は……咲ちゃんの幸せを全て取り上げてしまったのに……………。
ごめんなさい。
本当に…………………ごめんなさい。」

「咲々。
咲々は今、幸せ?
咲々は……いっぱい頑張ったんだもん。
幸せになって良いんだよ。
胸を張って生きて。
私は……」
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