私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
ご機嫌に入浴を済ませてきた佑司と入れ替わりで、私もお風呂に入る。
上がってほてりも治まり、ベッドに入った。

「佑司。
……おやすみなさい」

ちゅっ、頬に、だけど自分の唇をつける。
みるみるうちに佑司の顔が輝いていく。

「チーがキスしてくれた!」

「えっ、ちょっ!」

ハイテンションになった彼が、私を押し倒す。
そのまま、顔中に口付けを落とされた。

「チー。
……したい」

私の上から、佑司が見下ろす。
レンズない瞳は、とても純粋に見えた。

「……ダメ?」

そっと彼の手が私の頬に触れる。
少しだけ泣きだしそうに歪んだ目。
けれどいいよと言うには私に、覚悟がない。
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