私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「内緒です」

「わかった!
今日はひとりで入る!」

スキップしそうな勢いで彼は浴室へ消えていった。
扱いやすいというか、なんというか。
そういうところはちょっと、可愛いな。
ずっと年上の男性にそれはあれだけど。

「佑司と実践、か」

さっきのページを再び開き、続きを読む。

もともと私はTLなんてあまり読んだりしない。
でもこれはそれこそ――佑司と実践するために必要なのだ。

前の人みたいに不正解の連続で佑司を傷つけたりしたくない。
だから参考書にTLノベルを選んだ。
そこに書いていることをやれば、正解なはずなのだ。
それに佑司はTLのスパダリを地でいく男なんだし。
読んでいてもちっとも共感はできないが、私にはこれをたくさん読む必要があるのだ。

「上がったぞー」

「はーい」
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