私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
やっぱり私が北九の方出身だと知って、同じ反応をした駿のことを思い出した。
そして同じくいつかロケ地巡りをしようと約束したけれど、その約束は果たされなかった。

今度は――どうなるんだろう。

「おやすみなさい」

佑司の頬に、ちゅっ。
あの日から、お休みのキスは私からすることになっている。
明日も頑張ろうって気持ちになれるし、いい夢を見られるらしい。

「おやすみ、チー」

私を抱き締めて、もそもそと佑司が布団に潜り込む。
彼曰く私は、とっても抱き心地がいい抱き枕なんだって。

佑司の腕の中で寝た……フリをした。

彼はいつも、私が寝たことを確認してベッドを抜け出す。
なにをしているのか気になって明かりのついている書斎をのぞいてみたら、仕事や勉強をしているようだった。
こっそりやっているのが、らしいといえばらしい。
それに、そうやって努力している姿は尊敬できた。

今日も私が眠ったと思った佑司は、ベッドを出ていく。
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