私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
ああ、そこで確認したんだ。

「それで。
メシ、食ってないだろ。
なんか作ってやるからちょっと待ってろ」

足早にキッチンへ向かっていく佑司を慌てて追う。

「その。
ごはんは食べたので。
簡単、だけど」

「本当か?」

ガラッと、食洗機の引き出しを彼が開ける。
当然ながら朝食に使った食器以外、なにも入っていない。

「嘘つき」

「食べたけど!
佑司にケータリング取ってないのバレたら怒られると思って、食器は片付けたから!」

なんでこんなことで喧嘩しなきゃいけないのだろう。
そもそも、私が悪いのはわかっている。
でもこんなに疑われるなんて思わなかった。

悔しくて涙が出てくる。
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