私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
帰ってきたときとは違い、穏やかな顔で。

本当に接待で、なにがあったんだろう。
いつものこと、とか言っていたし。
気になるけど、訊きづらい。

「いつか、話してくださいね……」

規則正しい寝息を聞いていると私も眠くなってくる。
佑司に身体を寄せて、目を閉じた。



次の日はニャーソンさんに行く佑司のお供を命じられた。

「仕事、終わってないのに……」

「急ぎはないから明日でいいだろ。
時間的にちょうどいいし、直帰でメシ食って帰ろう」

どうも、直帰でごはんが目的だった気がしないでもない。
同伴なんて今日の午後になっていきなり聞いたし。

「お待たせしました」

会議室で佑司と待っていたら、少しして先方のチーフ、有薗(ありぞの)課長と駿がやってきた。
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