私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
佑司はなぜか、二、三度パチパチとまばたきをした。

「どうした?」

「その。
……今日は帰ってきたら、ぎゅーっとしてあげるって約束だったので。
代わりに」

言いながらみるみるうちに顔が熱くなっていく。
でもこれはTLヒロインらしいセリフで、合格では?

「……もっとやって」

ちゅっと軽く、佑司の唇が触れる。
うん、やっぱり合格だったみたいだ。

「はい」

少しだけ硬い髪を、そーっと撫でる。
佑司は目を閉じ、私に撫でられる一護そっくりな顔でうっとりしていた。

「佑司?」

「すー」

気がついたときには佑司は眠っていた。
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