私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「ダメ。
チーとふたりで、ちゃんと話したい」

早く行かないと佑司のご機嫌が悪くなりそうだし、だいたい昨日、こういう場合は誘いに乗ってはあとあと面倒だと学習した。
けれどいいと言わないと、駿が掴んだ私の手を離してくれそうにない。

「わかった。
都合がいいとき連絡するから、それでいい?」

「OK」

望む返事がもらえたからか、ようやく駿が手を離してくれた。

「じゃあ」

「連絡、待ってるから!」

追ってくる駿の声から逃げるように佑司を追う。

昔からそうだった。
自分の気持ちが一番で私の気持ちはあまり考えない。
佑司は自分だけ気持ちいいのは嫌だって言ってくれたけど、駿は自分が気持ちよくなりたい一心で私に関係を迫った。

「なに、やってたんだ?」
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