私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
金曜はショッピングモールや24時間スーパーも展開している『NYAON』グループ本社で、夏の新商品のプレゼンと商談だって聞いている。
NYAONさんといえばもちろん、うちの取引先最大手だし、接待してでも契約は取りたいに決まっている。

「帰ってきたらまた、よしよししてあげますから頑張ってきてください」

「んー、だったら頑張れるかもー」

ふにゃんと、これ以上ないほど気の抜けた顔で佑司が笑う。
そういうところ、ほんと可愛いなー。

「おやすみ、チー」

「おやすみなさい」

ちゅっと佑司の頬に口付けする。
嬉しそうに笑った彼はいつものように、私を抱き締めて布団に潜り込んだ。
目を閉じて寝たフリをする。
しばらくして私が寝たと思った佑司は部屋を出ていった。

……さてと。

バタンとドアが閉まったのを確認し、そーっと目を開ける。
手探りで枕元の携帯を引き寄せた。
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