私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
互いの近状を報告しながら適当に飲んで食べる。
駿にはいま、付き合っている人はいないらしい。

「仕事、よろしく頼むな。
あとちょっとの間だけど」

「こちらこそよろしくお願いします、だよ。
これだけじゃなくこのあとも」

店を出たときには九時を回っていた。
タクシーで帰るという私に、駿は通りで拾ってくれた。

「じゃ、気をつけて帰れよ」

「駿もね」

「おやすみ」

駿に見送られてタクシーは走りだす。
また佑司からいっぱい、接待嫌だ、帰りたいって入っているかなって思ったけれど、拍子抜けするくらいなにも入っていなかった。

【いまタクシーに乗りました。
いまから帰ります】

それだけ打って携帯をバッグに戻そうとしたら、ピコンと通知音が鳴った。
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