私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「チーが俺の彼女って言ってくれた!」

ぱーっと満面の笑みになるのはいいが、こ、こっちを見るな!
おかげで少しずつ、車が都市高の壁に寄っていく。

「ちょ、佑司!
危ない!」

「おっと」

佑司が慌ててハンドルを切ったので、車は元の軌道を走りだした。

「チーは俺の彼女、チーは俺の彼女」

楽しそうに佑司が歌いだし、苦笑いしかできない。

「でもさ。
もう関係は完全に終わってるんだろ。
チーは俺が好きなんだから、再燃とかありえないし」

ちょこちょこ自信たっぷりに言うけれど。
なんでそんなに言い切れるんだろう。

「けど、もしとかあるかもしれないじゃないですか」

「ぜえぇぇぇぇぇぇったい、ない。
俺がそれだけ、チーを信じているから」
< 217 / 312 >

この作品をシェア

pagetop