私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
月曜日、母は仕事へ出ていった。
無断欠勤するわけにもいかず、会社へ連絡を入れる。
電話には丸島係長が出た。

『今日は京屋部長と一緒じゃないけど、どうした?』

「あの、えーっと。
……母が、入院しまして。
父ひとりだと慣れるまで大変なので、二、三日休ませてほしいのですが」

すまん母。
そして父よ。

『わざわざ連絡してこなくても、京屋部長は知ってるんだろ』

「あのー、えっと。
その……」

『なんだ、喧嘩でもしたのか?
ちょっと待ってろ、京屋部長と代わってやるから』

「えっ、ちょっ」

丸島係長としては気を回してくれたんだろうけど、余計なお世話だ。
すぐに保留の音楽が鳴りだす。
どくん、どくんと心臓が妙に自己主張して苦しい。
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