私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
『実家に戻る?
はいはい、そうですか。
好きにしたらいいんじゃないですか』

いきなり出たかと思ったら、それだけ言って唐突に切れた。
いまだにきっと、怒っている。
これでますます、会社に行きづらくなった。

重い気持ちのまま近所のスーパーへ行き、適当にセットになった花を買う。
家に帰って組み直して、花束にした。
それを持って隣の家に行く。

「こんにちはー」

「はーい。
ちょっと待ってねー」

すぐに、おばあちゃんが玄関を開けてくれた。

「あら千重ちゃん、いつ帰ってきたとね」

「はははっ、昨日です。
あの、一護の仏壇、お参りさせてもらっていいですか」

「千重ちゃんに参ってもらったら、一護も喜ぶやろーけん」

おばあちゃんに案内されて仏壇の前に座る。
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