私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「いいから言え」

「じゃあ。
……俺様京屋様」

言った瞬間、ブフォッとすさまじい音がして周囲の注目が集まった。
さすがにマズいと思ったのか京屋部長は必死に声を殺しているが、あきらかに肩がぷるぷる震えている。

「……最高」

なにが最高なのかわからない。
普通、ここは怒るところじゃないんだろうか。

「それでこそチーだよな」

眼鏡を外し、笑いすぎて出た涙を京屋部長は拭った。
なんだか莫迦にされた気がするんだけど、気のせいだろうか。

「チーは俺が嫌いか?」

「嫌いではありません」

苦手、ではあるけれど、嫌いではない。
でもそれは、嫌う理由がないからであって。

「じゃあ俺が……好き、か」
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