私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「そんなにシてほしいんだったら……お望み通りにしてやるよ」

「えっ、あっ、降ろせー!」

京屋部長にお姫様抱っこで抱きかかえられた。
じたばた暴れてみたって、ニヤニヤ笑うばかりで降ろしてくれない。
私を抱えたまま器用にドアを開け、寝室らしき部屋に入っていく。

「きゃっ」

中央に置かれた、広いベッドの上にいきなり落とされた。

「チー」

私の上から、京屋部長が見下ろしてくる。
しゅるりとネクタイが緩められるのを、間抜けにもぼーっと見ていた。

「好きだ」

レンズの向こうから熱を孕んだ瞳が私を見ている。
そっと彼の手が私の頬に触れ、唇が重なった。
ちろりと唇を舐められ……さすがに、現状把握した。

「ごふっ」
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