私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「あ、いえ……」

バッグを抱いて、そーっとソファーへ腰を下ろす。
白の革張りソファーにガラステーブル、さらに下にひかれたブルーと白のラグの組み合わせはとても清潔そうに見えた。
けれど同時に、汚したらどうしようとドキドキする。

グリーンの瓶ビールとグラスを手に京屋部長が隣に座り、思わず隅に逃げてしまう。

「なんで逃げるんだ?」

テーブルの上にビールとグラスを置き、ぐいっと彼は私の腰を抱き寄せた。

「ひっ」

もう、それだけで悲鳴が漏れる。
ドキドキ、ドキドキ、心臓は妙に速い鼓動を刻んでいるし、全くもって落ち着かない。

「なあ。
……さっきからなに、考えてんの?」

「ひぃっ」

ぼそっと、耳に熱い吐息がかかり、また悲鳴が漏れた。
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