私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
が、華麗にひょいっと避けられてしまった。

「そんなに照れなくったっていいだろ?」

照れてる!?
これのどこが!?

「嫌なんです!!」

「だからそんな照れんなって。
……ま、いいや。
昨晩も恥ずかしいとか言われたし」

佑司の姿が見えなくなり、ドアがゆっくり閉まる。

「……はぁーっ」

佑司が基本、TLのヒーローがやりがちなことをやるのだともう学習した。
これはひとつずつ、矯正するしかないんだろうか。
それとも、諦める……?

いやいや、私はTLのヒロインとは大きくかけ離れているので、あの要求に応えるのは無理。
ならば佑司に変わってもらうしかないんだけど、……大丈夫、かな。

することもないので、TL的展開で朝食でも作ってやろうかと、失礼ながら冷蔵庫を開けてみる。
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