私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「んー?
……チーから同意がなきゃダメだって言われたしなー。
だから、無理強いはしたりしない」

少し開いた間は気になるが、気にしない方向で。
なら、大丈夫そう、かな。

「わかりました、佑司の家に住みます。
が、昨晩のようなことをしたら、速攻で出ていきますので」

「了解」

うきうきと彼がハンドルを切る。
もうこれから外のちょっとした音で怯えなくて済むんだし、これでよかったと思おう。



佑司は私を、海浜にある大型ショッピングモールに連れてきた。

「まだあるんだ……」

広場には大型ロボット、ニャンダムの原寸大モデルがそびえ立っている。
以前一度だけ、見にきた。
あの当時のものとは違う気もするが、私には違いなんてわからない。
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