狐と鈴の音いつまでもฅ^•ﻌ•^ฅ
花が咲き、風が吹く。
永遠の思い出を胸に、雅楽は季節を歩んで行った、、、、、、。

思い出の鈴をその手に握りしめて、、、、、。








~それから何年も後~


雅楽は今、16歳。
いろいろ辛いことも楽しいこともある。

花の咲く道を通り、暑い教室で過ごす。紅葉の窓の外を見ては、美しい雪に心を驚かす。
雅楽のカバンには欠かさず毎日鈴がついている。
その鏡のような体に、狐がいなくなってからの雅楽のすべてを映してきた。

雅楽は約束通り、狐を忘れたことは無い。
鈴を鳴らせば優しい音がする。

いつかのあの日々と同じように。
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