狐と鈴の音いつまでもฅ^•ﻌ•^ฅ
後に残るものは、、、、、
狐は、口にくわえていたものを雅楽に差し出した。

それは、狐がずっと首につけていた煌めく鈴だった。

「これ、持ってていいの、、、、?」

雅楽は狐に呟いた。狐は、まるで返事をするかのように尾を振った。
そして、雅楽の意識が遠のいた。


気がつくと、元の家の景色に戻っていた。
雅楽の手には、鈴がしっかりと握られていた。






「………絶対忘れないからね……………………」





それは、柔らかい風が吹く3月初めのことだった。
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