闇と光  ~信じて~


すると女子は満足げに自分の席に帰って行った。


「席に着け~。ホームルーム始めるぞ~。」


と、担任教師が入って来た。


私は席に座り、窓の外を見る。


「今日は転校生がいる。入って来い。」


担任教師が言った。


皆はざわついてるけど私はそんなのに興味はない。


あ、蝶々だ。


とてもきれいに舞っている。


『私達は、舞蝶!蝶のように舞ってすべての人に希望を与える!』


『良い名前だな。麗奈。お前は、皆に希望を与えられるよ。麗奈が、俺らを救ってくれたように・・・。』


『うん!ありがとう!』


『ずっと信じてついてくよ。俺ら、舞蝶の総長・・・。』


『うん。私も信じるよ。』


フッと脳裏をよぎる過去の記憶。


そう。


《過去》の記憶。


もう、あれは過去の一部に過ぎない。


「「「キャァァァァァーーー!」」」


「!?」


ビックリした・・・。


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