そんなあなたが大好きでした。

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いつもと同じ朝。未だ秋の気候とはいえず、暖かいよりも暑いという言葉の方が似合う
太陽の日差しと白い雲。

そんな中小坂家からはバタバタと
走る足音が響く。


「なほ~っ!私の筆箱知らない?!」

「昨日りほが勉強する時に出したんじゃないのー?」


「ほらふたりとも!律くんと蒼太くんいつまで待たせる気しているの!」

そんな双子姉妹を叱るお母さんの声もまた
いつも通りで。


「「はーい!行ってきまーす!」」


ガチャ

家の前で待っていてくれている2人の幼なじみの元へ駆け寄る。



「おはよー。外まで聞こえてるよ、2人の賑やかな声」
「朝から元気だよなりほとなほは!」
「それ聞いて蒼が笑ってたよ」
「ちょ、律それ言うなよ!」



私とりほは顔を見合わせて笑う。


「2人だって朝から賑やかだよ!」


毎日、そんな笑顔から始まる幼なじみ4人での学校生活。


今日はこの関係が変わってしまうかもしれない1日かもしれない。そう考えると私はそわそわした気持ちが隠せない。

それでも私の決意は変わらないんだ。





学校に着くと「おっはよー!」

海ちゃんが後ろから私に飛びついた。


「海ちゃ…痛いって…」

「ごめんごめん(笑)
あ、そうだ!私、今日なほに話があるから3人先に行ってもらっていい?」

「話?まあ、いいけど。じゃあ後でー」

「はーい。ありがと!」


そんな会話をポカーンとして聞いていた私は


「え、どうしたの海ちゃん?
急に私だけに話?」

海ちゃんに疑問をぶつけた。

「ちょっと話長引きそうだから、SHRサボるよ!屋上行こ!!」


と海ちゃんは私の手を引いて屋上まで走った。
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