そんなあなたが大好きでした。
「で、話って?…」


2度目の疑問を投げかける。



「っ…だって、水沢くん(律)から昨日メール
があったの!なほが竹永くん(蒼太)に告白するって…」

屋上まで駆け上がったせいであがっしまった息を整えながら海ちゃんが言う。


「え、律くんはなんでそれを海ちゃんに…?」

「なほが心配だったんでしょ。
気持ち知ってるのって私と水沢くんだけだしね~それに
水沢くんってなほのこと好きじゃん」


「ふえっ?!それも知って…?!」


「あれ、なほ知ってたんだね。それとも昨日水沢くんに言われた?」


「うん、昨日言われた… 海ちゃん知ってたの?!私、そんなこと全然知らなくてっ…」


「水沢くんはうまく隠すタイプだもんね。
でも知ってるなら、尚更だよ。

私はなほには辛い恋を続ける必要なんてないと思ってた。竹永くんを好きなのを
やめて欲しいわけじゃないけど…

いつも辛いくせに、頑張って笑ってるなほが見てられないのっ…!」



海ちゃんの目から涙が零れた。

「私だって、あの3人に及ばなくても
それなりになほと一緒にいてきたつもりだよ?

なほには無理してほしくない。

だから私は水沢くんに賛成だよ、後悔する前に告白して欲しいって思ってる。」





私は律くんといい海ちゃんといい、まわりにこんなに私の事を考えてくれてる人がいる。

その事実が朝から重かった私の心を軽くしてくれた。


「海ちゃん、ありがとう…!
私ね昨日、律くんの気持ちも聞いて
ちゃんと告白しなきゃだめだって思った。

私、頑張るね。」



「なほーっ!!私はいつもなほの味方だからね、ちゃんと私にも頼ってよね!」

そう言うと、海ちゃんは私に抱きついた。


それからSHRが終わるまで
私たちは2人で泣き続けた。
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