そんなあなたが大好きでした。
私も立ちあがり蒼ちゃんの前に立った。



おちつけ。

私なら言える。


今なら。













「そ、蒼ちゃん。私ね!」


「ん?どーしたなほ」

いつもこうやって笑顔で返事してくれる。



そんな優しくて
かっこよくて
頼もしい

あなたのことが。




「蒼ちゃんのことが、好きなの!」







二人しかいない屋上で響いた私の声。
大声で言ってしまったせいで、息切れがする。


ぱっと顔を上げると そこには、目を見開き驚きが隠せない蒼ちゃんがいた。





「…っ、なほそれ本当?」





息をととのえ 「うん」と答えた。



「…なほ…俺、お前に悪いことをした。俺の話聞くのキツかったよな…本当にごめん」



「私がバレないようにしてたんだもん。
当たり前だよ!蒼ちゃんのためになることがしたくて、私が勝手にしてただけだから。

蒼ちゃんが謝ることなんてないのに」


「でも…!俺の無神経さがなほを傷つけてたことには変わりないじゃんか…」


ほんとに優しい。何も悪くないのに、自分のこと責めたりして。
でも、あなたのこういう所が好きだったの。
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