天然たらしが本気を出す時。

七瀬くんに…?

あ、さっき一緒にいた時に選んでもらったのかな?


「そうなんだね!」


七瀬くんチョイスから間違いないだろうと、一人うんうんと頷く。

なぜなら彼は服や持ち物のセンスがいいからだ。

今回の修学旅行の服もシンプルなのにオシャレだった。…もしかしたら顔がいいから服もよく見えるマジックだったりするかもしれないけど。

それなら凄く羨ましい。








「七瀬くんって凄く優しいね」


麻里ちゃんがふわりと微笑む。




「…そう、だね?」


「優しい人って素敵だよねっ」


「…?そうだね?堀北も優しいもんね」


「うん!堀北くんも優しいっ」


「…?」





ん?

会話の趣旨がよくわからなくてはてなマークが頭の中をぐるぐるする。

なに?この会話??

当の麻里ちゃんは相変わらずニコニコしていてご機嫌だ。



麻里ちゃんは私が七瀬くんのこと好きだと思ってるから、私に七瀬くんの良さを教えてくれたとか?




…それはそれでなんか変かあ。

じゃあなにこの会話?






取りあえず、七瀬くんと堀北は優しい。
でok?






そのあと麻里ちゃんは堀北の所へ行ってしまい、残された私はミユ達の元へ走った。
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