インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
尚史の買ってくれたミルクティーを一口飲むと、飲み慣れた味のはずなのに、なぜかいつもより甘くて、少し渋かった。
私、相当参ってるのかな。
尚史と一緒にミルクティーを飲んでいるうちに、ずっと痛かった胃がいつの間にかすっかり痛みを忘れて活発に動き出し、ついさっき八坂さんと食事をしたはずなのに、物欲しげな情けない音を立てた。
口紅が取れたらカッコ悪いかなとか、食べ方が汚いと思われたらイヤだなとか、八坂さんにどう思われるかばかりが気になってしまい、落ち着いて料理を味わう余裕もなく、いつも食べる量の半分ほどしか食べられなかったのだ。
尚史は『察した』と言わんばかりにニヤニヤ笑う。
「俺も飯食ってきたけど物足りなかったんだ。電車降りたらいつものラーメン屋でも行く?」
「うん、行きたい!」
「俺、チャーシュー麺大盛りにする。モモは?」
「じゃあ私も!」
私が両手で握りこぶしを作って答えると、尚史はおかしそうに笑って私の頭をポンポンと優しく叩いた。
「そんなに食えないだろ?」
「いいの、食べられなかった分は尚史が食べるから」
「俺ありきかよ!まぁ、俺は食えるからいいけどな」
私、相当参ってるのかな。
尚史と一緒にミルクティーを飲んでいるうちに、ずっと痛かった胃がいつの間にかすっかり痛みを忘れて活発に動き出し、ついさっき八坂さんと食事をしたはずなのに、物欲しげな情けない音を立てた。
口紅が取れたらカッコ悪いかなとか、食べ方が汚いと思われたらイヤだなとか、八坂さんにどう思われるかばかりが気になってしまい、落ち着いて料理を味わう余裕もなく、いつも食べる量の半分ほどしか食べられなかったのだ。
尚史は『察した』と言わんばかりにニヤニヤ笑う。
「俺も飯食ってきたけど物足りなかったんだ。電車降りたらいつものラーメン屋でも行く?」
「うん、行きたい!」
「俺、チャーシュー麺大盛りにする。モモは?」
「じゃあ私も!」
私が両手で握りこぶしを作って答えると、尚史はおかしそうに笑って私の頭をポンポンと優しく叩いた。
「そんなに食えないだろ?」
「いいの、食べられなかった分は尚史が食べるから」
「俺ありきかよ!まぁ、俺は食えるからいいけどな」