インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「モモ、こんなとこで何やってんだ?」
聞き慣れた声に顔を上げると、尚史が不思議そうな顔をしていた。
尚史の顔を見た瞬間、ホッとして溢れそうになった涙をグッとこらえる。
「あ……尚史……」
「そんなもの持ってどうした?間違えて買ったのか?」
付き合いの長い尚史は私がお酒以外の炭酸飲料が苦手だと言うことをよく知っているから、心底不思議そうな顔をしている。
「ああ……うん、喉が渇いたから何か飲もうと思って買ったんだけど、うっかり間違えてサイダーのボタン押しちゃった。もったいないから少し飲んでみたけど、やっぱりダメみたい。シュワシュワバチバチして喉の奥がヒリヒリする」
「だったら無理して飲むなよ、涙目になってんじゃん。ホントにしょうがないなぁ、モモは」
尚史は呆れ顔でそう言って自販機に小銭を入れ、いつも私が飲んでいるミルクティーのボタンを押した。
「ほら。これやるから、そのサイダー寄越せ。俺も喉が渇いたから飲み物買おうと思ってたんだ」
「うん……ありがと……」
私が飲みかけのサイダーを差し出すと、尚史はタブを開けて私の手にミルクティーの缶を握らせた。
聞き慣れた声に顔を上げると、尚史が不思議そうな顔をしていた。
尚史の顔を見た瞬間、ホッとして溢れそうになった涙をグッとこらえる。
「あ……尚史……」
「そんなもの持ってどうした?間違えて買ったのか?」
付き合いの長い尚史は私がお酒以外の炭酸飲料が苦手だと言うことをよく知っているから、心底不思議そうな顔をしている。
「ああ……うん、喉が渇いたから何か飲もうと思って買ったんだけど、うっかり間違えてサイダーのボタン押しちゃった。もったいないから少し飲んでみたけど、やっぱりダメみたい。シュワシュワバチバチして喉の奥がヒリヒリする」
「だったら無理して飲むなよ、涙目になってんじゃん。ホントにしょうがないなぁ、モモは」
尚史は呆れ顔でそう言って自販機に小銭を入れ、いつも私が飲んでいるミルクティーのボタンを押した。
「ほら。これやるから、そのサイダー寄越せ。俺も喉が渇いたから飲み物買おうと思ってたんだ」
「うん……ありがと……」
私が飲みかけのサイダーを差し出すと、尚史はタブを開けて私の手にミルクティーの缶を握らせた。