インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
父に至っては『こんなどうしようもない娘をもらってくれてありがとう。いつでも持っていってくれ』と涙ながらに尚史の肩を叩いた。
大事な一人娘をそんなに簡単にくれてやっていいのか?
父は酒に弱いのに、喜びのあまり豪快に酒をあおり、あっという間に酔いつぶれた。
母と洋子ママとパパさんはお酒片手にアルバムを開き、私と尚史の小さい頃の思い出話を夜遅くまで延々と続けていた。
そして当事者であるはずの私と尚史は蚊帳の外ですっかり退屈してしまい、私の部屋でゲームをすることにした。
「親たちの喜びようがヤバすぎるな。想像を遥かに超えてたわ」
尚史がゲーム機とテレビの電源を入れながら呟いた。
「テンション高すぎて疲れた……」
「それな」
差し出されたコントローラーを受け取りながら、この間一緒にゲームをしたときのことを思い出して赤面する。
私と尚史は仮想じゃなくて本当に結婚することになったわけだから、これからは常にくっついているのが当たり前になるのか?
明日には入籍して夫婦になって、新居が見つかれば早々に引っ越して一緒に暮らすことになるだろう。
その場合寝床は一緒なのかとか、夫婦になれば夜はやっぱり営むのかなどと考えて、余計に赤面してしまう。
大事な一人娘をそんなに簡単にくれてやっていいのか?
父は酒に弱いのに、喜びのあまり豪快に酒をあおり、あっという間に酔いつぶれた。
母と洋子ママとパパさんはお酒片手にアルバムを開き、私と尚史の小さい頃の思い出話を夜遅くまで延々と続けていた。
そして当事者であるはずの私と尚史は蚊帳の外ですっかり退屈してしまい、私の部屋でゲームをすることにした。
「親たちの喜びようがヤバすぎるな。想像を遥かに超えてたわ」
尚史がゲーム機とテレビの電源を入れながら呟いた。
「テンション高すぎて疲れた……」
「それな」
差し出されたコントローラーを受け取りながら、この間一緒にゲームをしたときのことを思い出して赤面する。
私と尚史は仮想じゃなくて本当に結婚することになったわけだから、これからは常にくっついているのが当たり前になるのか?
明日には入籍して夫婦になって、新居が見つかれば早々に引っ越して一緒に暮らすことになるだろう。
その場合寝床は一緒なのかとか、夫婦になれば夜はやっぱり営むのかなどと考えて、余計に赤面してしまう。