インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
喜び勇んだ母に引きずられるようにして尚史の家を出たあと、夕飯に必要な食材を調達するためにスーパーをハシゴして自宅に戻った。
母は家に帰るなりキッチンへ向かい、嬉々として料理を始める。
私には結婚なんて無理だからやめておけと言っていたわりにはずいぶん嬉しそうにしているところを見ると、もしかして『ヲタクな上に女子力0以下のモモは一生お嫁にいけないかも』と本気で心配していたのかも知れない。
そんなどうしようもない娘が結婚できるだけでも親として嬉しいのに、その相手が仲良しの洋子ママの息子である尚史だったから、余計にテンションが上がっているのだろう。
これも親孝行のうちか……?
なんとなくスッキリしないけど、尚史のおかげで光子おばあちゃんの願いを叶えてあげられそうだから、その厚意をありがたく受け取っておくことにしよう。
その日の晩、夏目家は祝いの宴で大盛り上がりだった。
尚史は中森家と夏目家の両親の前で『お嬢さんを僕にください』とまるきりテンプレで棒読みな挨拶を済ませ、いとも簡単に結婚の承諾を得た。
母は家に帰るなりキッチンへ向かい、嬉々として料理を始める。
私には結婚なんて無理だからやめておけと言っていたわりにはずいぶん嬉しそうにしているところを見ると、もしかして『ヲタクな上に女子力0以下のモモは一生お嫁にいけないかも』と本気で心配していたのかも知れない。
そんなどうしようもない娘が結婚できるだけでも親として嬉しいのに、その相手が仲良しの洋子ママの息子である尚史だったから、余計にテンションが上がっているのだろう。
これも親孝行のうちか……?
なんとなくスッキリしないけど、尚史のおかげで光子おばあちゃんの願いを叶えてあげられそうだから、その厚意をありがたく受け取っておくことにしよう。
その日の晩、夏目家は祝いの宴で大盛り上がりだった。
尚史は中森家と夏目家の両親の前で『お嬢さんを僕にください』とまるきりテンプレで棒読みな挨拶を済ませ、いとも簡単に結婚の承諾を得た。