インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「いらっしゃい」
「もう開いてんだよね?入って大丈夫?」
「ええ、どうぞ」
キヨが男性客のおつまみを用意して接客を始めると、続けて常連客も来店したので話はそこで打ち切られた。
私の相談は結局なんの解決にもならなかったけど、私は男の人に慣れるにはどうすればいいのだろうと考えながら冷めかけたオムライスを黙々と平らげた。
それから1時間ほど経った頃、尚史からメッセージが届いた。
【やっと終わった。これから行く。着いたらすぐ飯食えるようにキヨに頼んどいて】
お気に入りのキャラスタンプで【了解】と返信して、キヨに尚史の晩御飯を大盛りで注文した。
こんな時間まで尚史が残業するなんて珍しい。
あと30分待って来なければ先に帰るつもりだったけど、これから来ると言うので待つことにして、もう一杯ビールをオーダーした。
それにしても今日の客はあまり馴染みのない人ばかりだ。
いつものゲーム仲間が全然来ない。
私の次に来店した3人組の男性グループは平日の夜だと言うのにガンガンお酒を飲んで、完全に出来上がって騒いでいる。
他の席の客たちもそれぞれに盛り上がっているので、それほど気にしてはいないようだ。
「もう開いてんだよね?入って大丈夫?」
「ええ、どうぞ」
キヨが男性客のおつまみを用意して接客を始めると、続けて常連客も来店したので話はそこで打ち切られた。
私の相談は結局なんの解決にもならなかったけど、私は男の人に慣れるにはどうすればいいのだろうと考えながら冷めかけたオムライスを黙々と平らげた。
それから1時間ほど経った頃、尚史からメッセージが届いた。
【やっと終わった。これから行く。着いたらすぐ飯食えるようにキヨに頼んどいて】
お気に入りのキャラスタンプで【了解】と返信して、キヨに尚史の晩御飯を大盛りで注文した。
こんな時間まで尚史が残業するなんて珍しい。
あと30分待って来なければ先に帰るつもりだったけど、これから来ると言うので待つことにして、もう一杯ビールをオーダーした。
それにしても今日の客はあまり馴染みのない人ばかりだ。
いつものゲーム仲間が全然来ない。
私の次に来店した3人組の男性グループは平日の夜だと言うのにガンガンお酒を飲んで、完全に出来上がって騒いでいる。
他の席の客たちもそれぞれに盛り上がっているので、それほど気にしてはいないようだ。