インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
尚史はまた大きなため息をついて、ソファーから立ち上がった。
「わかった。……約束だもんな」
『本当はイヤだけど約束したのだからしかたがない』と言われたようで、胸がズキンと痛む。
ベッドに入ると、尚史は壁の方を向き私に背を向けて横になった。
私を拒絶するように向けられた尚史の背中を見ていると、また涙が溢れだした。
このまま朝になるのはイヤだ。
ちゃんと仲直りして、二人で笑って明日の朝を迎えたい。
もう意地を張るのはやめよう。
私は部屋の明かりを消してリモコンをベッドサイドに置き、横になって尚史の背中にしがみついた。
額を尚史の背中に押し当てて嗚咽を噛み殺し、今度こそ素直に謝ろうと口を開く。
「尚史……ごめんね」
私の涙混じりの声が、真っ暗で静かな部屋に響く。
「モモ……!」
尚史があわてて寝返りを打とうとしたけれど、私はギュッと尚史のシャツを握りしめてそれを阻んだ。
「こっち向かないで、そのまま聞いて。私……つい意地張っちゃって、素直になれなくて……尚史に冷たくしたり、ひどいことばっかり言って……全然可愛くなくてごめんね」
「わかった。……約束だもんな」
『本当はイヤだけど約束したのだからしかたがない』と言われたようで、胸がズキンと痛む。
ベッドに入ると、尚史は壁の方を向き私に背を向けて横になった。
私を拒絶するように向けられた尚史の背中を見ていると、また涙が溢れだした。
このまま朝になるのはイヤだ。
ちゃんと仲直りして、二人で笑って明日の朝を迎えたい。
もう意地を張るのはやめよう。
私は部屋の明かりを消してリモコンをベッドサイドに置き、横になって尚史の背中にしがみついた。
額を尚史の背中に押し当てて嗚咽を噛み殺し、今度こそ素直に謝ろうと口を開く。
「尚史……ごめんね」
私の涙混じりの声が、真っ暗で静かな部屋に響く。
「モモ……!」
尚史があわてて寝返りを打とうとしたけれど、私はギュッと尚史のシャツを握りしめてそれを阻んだ。
「こっち向かないで、そのまま聞いて。私……つい意地張っちゃって、素直になれなくて……尚史に冷たくしたり、ひどいことばっかり言って……全然可愛くなくてごめんね」